お遍路たちは結願をめざす

30歳で歩き遍路を37日間かけて達成した記録。野宿は19回でした。2022年11月30日結願。随時更新予定。

34日目(70番〜77番)11月27日

◯歩数 53958歩

◯距離 約37km

◯宿 アパホテル丸亀駅前)

◯出費

・食費 477円

・ビジホ 3420円

・雑費(洗濯) 300円

 

 

朝7時半出発。

1時間程歩いて本山寺へ到着。

70番 本山寺

香川県最初のお寺。ついに70番台突入。ここからは割と街中を歩くことが多くなる。

それから寺と寺との距離も近い。

 

と言いつつも10キロちょい歩いて次のお寺へ。

「昇運の階段」・・・良い響きだ。

71番 弥谷寺

こちらのお寺は本堂まで結構な石段がある。これはかなりのタイムロスというか、時間がかかってしまう。

遍路地図には寺と寺との距離は書かれているけど、山門から本堂までの距離や石段の多さなどの情報はない。だからその日のタイムスケジュールが微妙に遅れてしまうのだな。その遅れのしわ寄せが全部夕方へふりかかるのだ。

 

昇運の階段を駆け上がる。

揺るがない確信が僕を前へ押し進める。わら。

階段途中で数人のグループを追い越したけれど、そこのおじいちゃんに、お兄ちゃん早いなあと言われる。たしかにこの石段はなかなかにきついが、今はそれどころではない。

ここまで、全部、歩いてきたのである。

 

登ったかいあって、本堂からは景色が綺麗だった。

次のお寺へ。

73番 出釈迦寺

12時半頃到着。先に73番を打つ。

72番 曼荼羅寺

13時着。

 

さあ次!

74番 甲山寺

13:40頃着。

 

つぎつぎ!

 

75番 善通寺

こちら、むっちゃ広い。広過ぎて、どこが本堂で大師堂なのか分からん!

納経所は反対側にあるらしい。

にしても、まじで広い。

大師堂も、「御影堂」という名前で、初めてだと全然分からない。

お遍路ではない感じの観光客的な方が沢山いて、ちょっと浮いてる感じがする。ここらではかなり有名なお寺なのだろう。たぶん長野の善光寺とも少し関係があるらしい。

 

お寺の数が多いので、その分時間が過ぎるのが早い。

お昼を食べる時間が勿体ないというか、時間が無いので、歩きながらパンを食べることにした。

 

76番 金倉寺 (こんぞうじ)

15:20着。

次のお寺まで4キロあるので急いで出発。

ここから本日初のウォーキングハイモード突入。

77番 道隆寺

なんとか16:25到着。

本堂と大師堂でゆっくり参拝してお経を読む。

 

そうそう、参拝の仕方を紹介しておこう。

まずは山門で合掌して一礼する。本堂へ行き、蝋燭をたて火をつける。それで線香に

火をつける。線香は3本。お口と心と身体を清める意味があるらしい。蝋燭立て?というのかな、あの灰が入った鉢。そこに線香を立てる。次に納め札を専用の箱に納めて、賽銭を入れる。そしてお経を読む。経本の内容は3回読む箇所があったり1回で良いというところもあるので、それはちゃんと最初の霊山寺で確認しましょう。(岩本寺の宿坊に泊まった時のお勤めでは、教えてもらった回数とは若干異なるところがあって、厳密に何回って決まっている訳では無いみたい。)最後は廻向文というのを読んで、自分のお願いごとを添え、合掌。

「願わくばこの功徳を以て遍く一切に及ぼし我らと衆生と皆共に仏道をじょうぜん。 〇〇家〇〇家 家内安全 心願成就 自分のお願い事」

こんな感じだ。〇〇家〇〇家というのは、一つは自分の苗字。もう一つは母方の苗字。お父さんお母さんのご先祖様がいて初めて自分が生まれてきた訳だから、両家に対してお願いをするらしい。

以上これら一連の所作を大師堂でも同様に行う。

意外と結構これが最初は時間がかかった。でもだんだんスラスラ読めるようになってきて、5分くらいで一つの所作ができるようになる。納経の時間も含めると、境内がそんなに広いお寺でなければ、滞在時間は20分くらいになる。休憩したり、石段がめっちゃ長いとかだともっと長くなる。僕は一つのお寺に1時間滞在するとかザラだった。

 

最後お寺を後にする時は、山門でまた合掌して一礼する。

ただ、次の遍路道に進む時、山門を出る形にならないこともよくあって、実はこれちょっと不満だったりする笑 まあ形式に拘りたいという訳でも無いけど・・・

 

話は戻って今日も目標のお寺まで打つことができた。あと3日だ。

17時ギリギリまで境内のベンチで休憩する。本日の宿を丸亀駅前で予約して出発。

 

18時前くらいにアパホテル到着。

夜はうどんを食べに行った。

ホテルから1キロくらい歩かないといけなかったのでちょっと大変だった、けどとてもおいしかった。やっぱ香川県のうどん美味しい!

 

 

 

明日へ続く。